オノさんが原爆資料館見学 「広島の苦しみ共有を」
元ビートルズのメンバー、故ジョン・レノンさんの妻で芸術家のオノ・ヨーコさん(78)が29日、ヒロシマ賞の授賞式出席のため訪れた広島市で、平和記念公園にある原爆資料館を見学した。
オノさんは「広島がどんな苦しみをしてここまで来たか、世界の人に分かってほしい。(原爆の悲惨さを)目にする責任がある」と感想を述べ、福島原発事故に関連して「(放射性物質による被害が)2度も起きた国はない。悔しい」と話した。
資料館では、被爆者の写真や熱線で人影が残った石の前で前田耕一郎館長の説明に熱心に耳を傾け、時折「ひどいねぇ」と驚きの声を上げた。
2011/07/29 12:36 【共同通信】