suga's blog 徒然なるままに
とりとめのないことを、徒然なるままに、書き留めておこうかと思います。

21 January

冤罪

強姦などで服役の男性無実 別の男が容疑認め逮捕 富山
2007年01月19日20時56分
 富山県警は19日、02年に起きた強姦(ごうかん)事件などで懲役3年の実刑判決を受けて服役した富山県の男性(39)が無実だったと明らかにした。勾留(こうりゅう)、服役期間は2年9カ月にわたる。県警は同日、この事件の容疑を認めた松江市西川津町、無職大津英一容疑者(51)=別の強姦罪などで公判中=を強姦容疑などで再逮捕。富山地検高岡支部は男性の裁判のやり直しのため、富山地裁高岡支部に再審請求する。

 県警は02年4月に、当時氷見市内でタクシー運転手をしていた男性を強姦未遂などの疑いで逮捕、翌月に別の強姦容疑で再逮捕した。男性は起訴され、同年11月に懲役3年の判決を受けて確定。一昨年1月に仮出所した。

 県警によると、目撃証言をもとに作成した似顔絵などから、この男性が浮上。被害者に写真を見せ、遠目に男性を確認させたところ「似ている」と証言したため、任意で事情を聴いた。男性は任意の取り調べに当初は容疑を否認したが、3日目に容疑を認めたため、客観的な証拠がないまま逮捕した。男性は公判中も一貫して罪を認めていたという。

 しかし、昨年11月中旬、強制わいせつ容疑などで逮捕された大津容疑者が富山県内の2事件についても「自分がやった」と供述。事件現場に残された靴跡が大津容疑者のものと一致したほか、1件は男性宅からの電話の発信時刻と犯行時刻が近く、物理的に男性の犯行は難しいことが新たに判明したという。

 県警によると、2件の事件現場にあった靴跡は、男性の靴のサイズより大きかったという。

 小林勉・県警刑事部長は「足跡については当時は疑問に思わなかった。男性の逮捕は客観的証拠が得られておらず、裏付け捜査が不十分だった。重く受け止め再発防止に努めたい」と話した。

 佐野仁志・富山地検次席検事は「様々な証拠を総合的に判断して起訴したが、振り返ってみると、男性を犯人と特定する客観的な証拠はなかった。基本に忠実な捜査を怠り、客観的な証拠に対する問題意識が足りなかった」と話した。

 県警によると、男性の現在の所在は分からず家族に謝罪したという。 [Read More!]
10:47:51 - suga - No comments - TrackBacks