九条の会「秘密保護法案廃案に 「憲法が形骸化」と反対する声
ノーベル賞作家大江健三郎さんらが呼び掛け人の護憲団体「九条の会」の第5回全国交流・討論集会が16日、東京都内で開かれた。特定秘密保護法案が成立すれば憲法が形骸化するとして、廃案に向け「結集して運動を起こす他ない」などと、同法案に反対する声が相次いだ。
機密を漏らした公務員らへの罰則を強める同法案に対し、奥平康弘東京大名誉教授(憲法)は、戦争につながる決定も秘密のまま行われる恐れがあると指摘。「修正すればよいという種類のものではない。憲法改正の外堀を埋める象徴的な意味がある」と強調した。
2013/11/16 18:51 【共同通信】