看護職員、「慢性疲労」7割超える 医労連アンケート
2010年4月27日8時5分
「慢性疲労」を訴える看護職員の割合が7割を超えていることが26日、
日本医療労働組合連合会(医労連)のアンケートでわかった。約20年前の調査に比べ、約7ポイントの上昇。国の指針で「月8回以内」と定められた看護師らの夜勤は、31.7%の職員が9回以上していることもわかった。
アンケートは、2009年11月からの2カ月間実施。全国の病院や施設に勤める看護師や保健師の計2万7545人が回答した。
健康状態の質問で、「疲れが翌日に残ることが多い」(51.2%)、「休日でも回復せず、いつも疲れている」(22.3%)の「慢性疲労」を回答したのは73.5%いた。1988年の調査では66.3%だった。「健康に不安」があると答えた職員も6割を超えた。(月舘彩子)