suga's blog 徒然なるままに
とりとめのないことを、徒然なるままに、書き留めておこうかと思います。

「朝日」ジャーナリスト宣言

無関心が真実を見えなくしている

朝日新聞は、つねに読者の目線に立って、権力の専横や放恣(ほうし)を監視しているだろうか。読者の身近なトラブルが、実は社会全体につながる根深い問題であることを見落としてはいないだろうか。知ってさえいれば防げた不幸を回避し、知ってさえいればさらに気持ちが豊かになる情報をお届けすることが、私たちの紙面作りの目標です。人には顔があり、感情の移ろいに応じて日夜、喜びに弾んだり、悲しみに沈んだりして、その表情は刻々と変わります。朝日新聞もまた、人々の怒りや喜び、悲しみや驚きをそのまま映し出す「社会の顔」でありたい、読者の共感を得ながら、日々の歩みを刻む新聞でありたい、そう思っています。
朝日新聞社 ゼネラルエディター・東京本社 編集局長 外岡秀俊

ジャーナリスト宣言。 朝日新聞
この春、紙面改革はじまる。
(2007年1月25日付12版6面全面広告)



朝日新聞社から 「ジャーナリスト宣言。」第3弾

『日本は豊かな国ですが、
 世界では、8億人以上の人々が飢えに
 苦しんでいます。
 日本は長寿の国ですが、
 世界には、平均寿命が40歳に満たない
 国があります。
 日本は平和な国ですが、
 世界では、900万人の子供たちが
 難民となっています。
 無関心が真実を見えなくしている

 ジャーナリスト宣言。 朝日新聞』(ラジオCMより)

 昨年1月から始まった「ジャーナリスト宣言。」キャンペーンは第1弾、 第2弾を通じ「朝日新聞は言葉のチカラを信じている」というメッセージを 伝えてきました。今回の第3弾では、「無関心が真実を見えなくしている」 というキャッチで展開し、民主主義をより成熟させていくために、読者の 知る権利に応えていく私たちの紙面作りの目標を掲げます。

 テレビCM「戦争難民編」では、日本の平和な風景の中に、戦争や難民の ニュース映像を合成で組み合わせました。電車の中や駅のホームにいる、紛 争や戦争で傷ついた子供を抱える母親、校舎の窓の向こうで上がる炎や黒 煙、銃声といったショッキングな映像が盛り込まれていますが、静かな音楽 と対比して心に響くと思います。

 朝日新聞は読者の皆さんに伝えたい現実を真摯に報道していくという思い を込めています。(01/25)



 「朝日新聞は、つねに読者の目線に立って、権力の専横や放恣を監視しているだろうか」

 冒頭のこの言葉は、まさしく朝日新聞が担っていないところをみずから吐露しているようなものであろう。「朝日新聞は、つねに読者の目線に立たず、権力の専横や放恣を監視していない」、むしろそれを追認していると言わざるを得ないだろう。
posted at 12:43:57 on 01/25/07 by suga - Category: Politics

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