月曜インタビュー 書家 榊莫山さん
時も暦もない草庵の暮らし/人生のエネルギーは好奇心
書家、榊莫山さんの近著『草庵に暮らす』(岩波書店)は、静かな自然の営みの中を、着物と下駄(げた)で散歩し、気分が向いたら神の前に座し制作する、そんなゆったりした日々を書き下ろした随想集です。莫山さんは元気かな-。三重県伊賀市の山里のお宅を訪ねました。
さかき・ばくざん 1926年三重県上野市(現・伊賀市)生まれ。学徒動員で鹿児島に赴き敗戦。書を辻本史邑、篆(てん)刻を梅舒適に師事。1958年書壇を退き、野に下る。以降は古典で作品を発表。著書は『野の書』『大和千年の路』『莫山つれづれ』など106冊に。
詩・書・画の世界「榊莫山展」=25日〜31日、東京・日本橋高島屋6階美術画廊。
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